見直し

結婚がタイミングとなる

大切な人と一緒になることができ、幸せいっぱい。
そんなカップルに、まず立ち止まってチェックしていただきたいのが、ご自身たちが加入している保険のことです。
独身のうちは、保険などあまり興味が無かったという方も少なくないでしょう。

それもそのはず。
たとえば生命保険は自分が死んだときに、遺族に残すためのお金を保証するためのものです。
独身時代は、自分が死んでもお金を残す対象者がいなかったのですから。
入っていても、お葬式代くらいの保険金のものであったり、入院時に必要な医療保険くらいだという方が多いでしょう。

しかしこれからは違います。
人生を一緒に歩んでいくパートナーができました。
子どもも生まれるかもしれません。
自分が死んでしまったら、パートナーや子どもが、その先の生活に困らないように保険に入る必要があるのです。
ライフスタイルが変化した結婚というタイミングは、これまで入っていた保険を見直すタイミングでもあるのです。

今の保険をチェックしましょう

まず、自分が今どんな保険に加入しているのかチェックする必要があります。
自分が知らなくても、ご両親が何等かの保険に加入してくれている可能性もありますから、聞いてみるといいでしょう。

今は、総合的な保険窓口があり、保険証券を持って行けば、どの保険会社のどんな保険に入っているのかということをわかりやすく説明してくれますから、そういったところを利用すると良いかもしれませんね。
また、不要な保険に加入しているのであれば、思い切って辞めてしまうことも考えましょう。

必要な保証は何なのか考えましょう

夫婦2人の場合、まず必要なのは最低限の遺族への保険金です。
葬式代などとして、300万円前後の保険に入っていると良いでしょう。
専業主婦の場合は、女性側の生活保障として2000万円ほど加入しておくと安心です。
子どもが生まれる予定がすでにあるのであれば、合わせて子どもの教育費などで1人あたり1000万円ほどプラスすると良いでしょう。

医療保険は、夫も妻も加入しておくと安心です。
入院すると、入院費や治療費はもちろんのこと、妻が入院した場合は当面の食事や家事などにも困ってしまいます。
外食や外部のサービスに頼ることもあるかもしれませんので、そういったことを考慮すると、やはり加入しておいたほうが安心ですね。

これを機会にライフプランを考えましょう

保険や必要な保証を考えるときに便利なのがライフプランです。
子どもがいる場合、自分たちが何歳のときに大学進学するのか。
マイホームはいつごろ購入したいのか。

など、何年も先の予測をしておくことで、どれくらいの保証が必要かがわかります。
これを機会に、夫婦で話し合ってみるといいでしょう。