同棲

結婚するタイミング

同じ屋根の下で暮らし始めてはや数年。
学生時代から付き合い始めて、もうお互い空気の様な存在で一緒にいることが当たり前で、また、必要不可欠という間柄の二人が結婚するタイミングとはいつでしょうか。
同世代の結婚が相次ぎ、周囲からも「そろそろあそこのカップルは結婚だろう。もう長く一緒に暮らしているし」と思われていることも何となく感じはじめました。
男性の方からそろそろ切り出そうと、ちょっと探りを入れてみます。
「長年付き合っているから、おなじような考えのはず。」
結婚するのが当たり前で、いつ切り出そうか迷っていたなどという返答が返ってくるかと思ったのですが「ううん。まだいいじゃん」という返事に男性は唖然です。
そんな話は少なくないのではないでしょうか。

わざわざ結婚しなくてもいいという考え

長年一緒にいると、もはや事実婚で、そもそも結婚なんてしなくていいのではという気持ちになるそうです。
確かにそうかもしれません。
結婚前後で、傍から見た当事者の環境は、何が変わるかというとあまり変化はないでしょう。
しかし、やはり婚姻届を提出して姓が変更するというと、そうもいきません。
相手の家族に入り、一緒に住むなら家事を手伝ったりしなければなりません。
これまで通り、自分たちのペースで色々進めることができなくなってくるでしょう。
だったら、わざわざ結婚しなくても今の幸せな状態が続けられた方がいいと当事者は思うのではないでしょうか。
特に女性の方が、もしかしたら、結婚を機に家庭に入ったりすればそれこそ今まで通りいきません。
男性は、起きて生活している大部分の時間が仕事を占めているためそれほど変化はないでしょう。

生活習慣の違い

こう見ると、長年同棲していると結婚の弊害になりそうですが、もちろんメリットはたくさんあります。
結婚して一緒に住み始めてから問題になるのは、「些細な生活習慣の違い」違いです。
人それぞれ生活のリズムは異なり、それらに関連する日常の些細な習慣も異なります。
例えば、洗濯物を干すとき、まとめて洗濯バサミで衣類の仕分けをせずに干す人もいれば、ハンガーをつかって、シワにならないように伸ばしてから上着を干すという人もいます。
小さなことですが、各人の行動には意味があり、すこしでも変化があるとストレスになります。
1、2日を我慢するならまだいいですが、相手はこれから一生を共にする人です。
その違いをうまく調節していけるか、結婚後に発覚するとその後の関係に支障をきたします。