お小遣い

最初が肝心!ルール作り

結婚前や、結婚した当初は、あまりお金のことについて真剣に話し合う機会が少ないかもしれません。
これは、私たち日本人が、お金というのはどこか卑しいものであるという考えがあるからではないかと思われます。

しかし、良い夫婦というものは、お金のことについてしっかりと話し合っているものです。
では、どのようなことについて話し合っておくと良いのでしょうか。

お金の問題で特に多いのが、お互いのお小遣いについてです。
独身時代は、好きなように使うことができたお金も、家族になったからにはそういうわけにもいきません。

特にこれから、マイホームを建てたり子どもが生まれたりと、お金がかかるイベントがこれから増えていきます。
そのためにも、お金について、特にお互いのお小遣いについては最初によく話し合うことが、後々のトラブルを防ぐことになります。

お小遣いの金額

お小遣いの金額というのは、一般的には収入の10%であると言われています。
つまり、20万円の収入であれば2万円がお小遣いの妥当額であるということですね。
しかし、これはお小遣いで何を購入するのかということを考慮しておく必要があります。

たとえば、夫が毎日の昼食代をお小遣いからまかなうのであれば、収入の10%では足りないこともあります。
どこまでの範囲は家計から出し、どこからの範囲は各自のお小遣いで出すのかということを、面倒でも細かく決めておき、それらをお小遣い額に反映させると良いでしょう。
妻は、食材の買い出しなどを行うことが多いでしょうから、自分のお小遣いと生活費を混同してしまわないよう、財布を分けるなどするといいですね。

専業主婦でもお小遣いを

専業主婦の場合、自分のお小遣いをもらうというのは気が引けると思われている方も多いようです。
しかし、決められたお小遣いが無いと、家計からちょこちょこと自分のものを買ってしまい、いつの間にか大きな金額になってしまうということになりかねません。
そうなるくらいなら、自分のためのお金をある程度確保しておき、そこから好きなものを購入するようにしたほうが、家計にダメージはありませんし、自分の満足度も高くなりますよ。

家計は2人で把握を

よく家計は妻に任せっぱなしで、どれだけ貯金があるのかわからないという夫がいます。
もちろん、その逆も。

家計が把握できていないと、いくら片方が節約や貯金に励んでも、それを無駄にしてしまうことがありますし、家計を握っている側がいつの間にかお金を使いすぎてしまうということもあります。
そうならないためにも、月に1度は家計簿を見せて家計報告をするなど、家計の状態を共有して把握しておくことが大切です。

マイホームを買う、海外旅行へ行く…。
2人で貯金の目標を立てて、それに向かって頑張るというのもおすすめですよ。